Global Association for Historical Research of Monasticism (GARMon)の結成について

2022年7月1日と2日、ドイツ・ドレスデン工科大学の比較修道会史研究所(Forschungsstelle für vergleichende Ordensgeschichte, FOVOG)に世界各地から中世修道制研究者が集まり、念願のグローバル・アソシエーションが結成されたことをここにご報告いたします。これはGlobal Association for Historical Research of Monasticism (GARMon)と名付けられ、会合では以下の諸点について議論され、いずれも承認されました。

  • 定期的なシンポジウムの開催
  • サマースクールの実施
  • 大学院生に対する研究滞在支援

これを受けて、この度FOVOGのウェブサイト内に特設ページが公開されました。ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、日本から19名のメンバーが名を連ねており、ReMo研の大貫俊夫(領域・A01班代表)、赤江雄一(A02班代表)、武田和久(A03班代表)はその構想段階から参画・協力してきました。今回の会合には大貫と武田が出席し、ReMo研の「キリスト教修道制+日本中世寺社」のコンセプトを紹介し、比較研究の可能性について説明してきました。

今後、日本国内の関連する研究者とともにこのグローバル・ネットワークに関与し、新しい観点から修道制研究を推進していく予定です。ReMo研やGARMonの活動に関心のある方は、「お問い合わせ」からご連絡いただければ幸いです。