このたび文化女子大学文化ファッション研究機構の共同研究「西洋服飾の史的事象におけるジェンダー論」の成果報告の一環として、ボローニャ大学文学部教授マリア・ジュゼッピーナ・ムッツァレッリ氏を招聘し、15世紀初頭のフランス宮廷で職業作家として活躍したクリスティーヌ・ド・ピザンに関する講演会を開催する運びとなりました。その旺盛な作家活動や女性の擁護者としての側面のみならず、近年では彼女の写本挿絵に描かれた服装にも注目が集まっています。本講演会では、昨年イタリアで公開されたクリスティーヌの伝記映画、および映画で着用された衣裳展の模様も一部紹介されます。
近年の欧米におけるクリスティーヌ・ド・ピザン研究動向を知る上でも、まことに貴重な機会でございますので、何卒ご聴講賜りますよう、ご案内申し上げます。
国際基督教大学上級准教授 伊藤亜紀
京都造形芸術大学教授 水野千依
お茶の水女子大学非常勤講師 新實五穂
2010年11月1日(月) 14:00-16:30(開場13:30)
イタリア文化会館アニェッリホール
主催: 文化女子大学文化ファッション研究機構
協力: イタリア文化会館
入場無料/事前予約不要
使用言語: イタリア語(同時通訳付)
2010年11月2日(火) 13:30-17:00 キャンパスプラザ京都 第3会議室
関西イタリア史研究会・文化女子大学文化ファッション研究機構共催
(講演内容は、11月1日と同様です)
使用言語:イタリア語(逐次通訳付)
2010年11月5日(金) 18:00-20:00 東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1
東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育センター」(UTCP)・文化女子大学文化ファッション研究機構共催
「クリスティーヌ・ド・ピザン───最初の女性知識人」 使用言語:イタリア語(逐次通訳付)
●講演会に関するお問い合わせ:〒181-8585 東京都三鷹市大沢3-10-2 国際基督教大学教養学部 伊藤亜紀まで (Tel: 0422-33-3092, E-mail: itoa@icu.ac.jp)