この度、パトリック・コルベ (Patrick CORBET) 教授が招聘研究者として来日されることになりました。これを機に講演会を開催することになりましたので、ご案内申し上げます。
コルベ教授は、現在、フランスのロレーヌ大学(旧ナンシー第2大学)教授を務められ、学界関係ではロレーヌ大学学術評議員、歴史科学評議会(Comité des Travaux Historiques et Scientifiques)委員長を歴任されています。主著としてはLes saints ottoniens. Sainteté dynastique, sainteté royale et sainteté féminine autour de l’an Mil (紀元1000年前後のオットー朝期の聖人:王朝・王・女性の聖性), Sigmaringen, 1986 及びAutour de Burchard de Worms. L’Église allemande et les interdits de parenté (XIème-XIIème siècles) (ヴォルムスのブルカルドゥスをめぐって:ドイツ教会と近親婚の禁止、11-12世紀), Francfort-sur-le-Main, 2001が挙げられます。その他「中世教会社会史」、「ドイツ中世前期の権力・社会・宗教」、「教会法と近親婚の禁止」、「フランス東部における聖人崇拝」、「シャンパーニュおよびフランス東部における考古学と芸術史」に関する多くの論考を公刊されています。
日時:2016年3月14日(月)14:00~17:30
会場:青山学院大学総研ビル10階第18会議室(渋谷キャンパス内)
講演題目:「12・13世紀における女性と政治権力:東部フランス諸侯領の場合」
鈴木道也氏(東洋大学)によるコメント
司会者 堀越宏一氏(早稲田大学)
講演原稿の日本語訳(花房秀一氏(中央学院大学)が担当)を配布しての講演になります。講演後の質疑応答の際には、通訳がつきます。
終了後、懇親会を予定しております。奮ってご参加ください。
この講演会は、科研研究会(基盤研究A:代表渡辺節夫、課題番号25244034)が主催し、ヨーロッパ中世史研究会(REN)との共催で行われます。