日本中東学会・公開講演会
「十字軍と現代―ヨーロッパ、中東、そして日本」
十字軍はヨーロッパ世界とイスラーム世界とが出会った歴史的出来事でした。しかし、この出会いは、両世界の経済的、文化的な交流を促進しただけでなく、互いに「他者」として認識し始める契機になったともいわれます。その後、「十字軍」という概念は、歴史的事実から離れて独り歩きし、政治や経済や文化の多様な文脈でつかわれるようになりました。本講演会では、十字軍にかかわる諸問題を、歴史的出来事であると同時に、現代的な概念の問題としても議論したいと思います。
日時:2018年5月12日(土)13 :00~16 :50
会場:上智大学・四谷キャンパス 6号館(3階)307室
JR&地下鉄 四ツ谷駅下車、徒歩3分
開会挨拶と趣旨説明・・・私市正年(上智大学)
ヨーロッパ史からみた十字軍・・・櫻井康人(東北学院大学)
イスラーム史からみた十字軍・・・太田敬子(北海道大学)
歴史教育における十字軍・・・松本高明 (都立駒場高校)
言説としての十字軍・・・保坂修司(日本エネルギー経済研究所)
参加費:無料(申し込み不要)
主催:日本中東学会
共催:上智大学・イスラーム研究センター
協賛:上智大学・総合グローバル学部
連絡先:「日本中東学会」第34回年次大会・実行委員会事務局
102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
上智大学・岩崎えり奈 研究室
電話:03-3238-3953