2024年度西洋中世学会若手セミナー開催告知

このたび、以下の要領で2024年度の若手セミナー「TRPG で中世を語る・演じる・考える─『モンセギュール 1244』を題材として」を開催する運びとなりました。参加を希望される方は、以下の登録フォームから事前登録をお願いします。
 
・⽇時:2024 年9⽉28⽇(⼟)13:00〜17:00
・会場:慶應義塾⼤学三⽥キャンパス 南校舎 412(キャンパスマップ https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html
・定員:33名(対面開催のみ)
・参加費:無料
 
・登録フォーム:https://forms.gle/wCKsegD9UidnusJ6A
 
・参加者募集スケジュール
8月31日(土)〜9月6日(金) 学会員優先申込期間
9月7日(土)〜 一般申込期間
 
※なお、33名に達した段階で申込フォームを閉じます。
 
【開催主旨】
 1974 年に発売された『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(『D&D』)以来、中世的世界観はテーブルトークRPG(以下TRPG)と呼ばれるゲームジャンルにおいて⻑く愛好されてきました。⽇本でも1980年代に作品が翻訳され、また独⾃に制作されるようになり、『ドラゴンクエスト』(1986年)等のテレビゲームにまで発展することになります。TRPGの主流はあくまで「剣と魔法」の中世⾵ファンタジーであって、歴史的中世との相違ははっきりしていますが、⼀⽅で史実に基づくゲームも多く制作されてきました。
 そのうち今回の若⼿セミナーで取り上げるのは、中世カタリ派を題材にした TRPG(ナラティヴ RPG)『モンセギュール 1244』(https://www.newgamesorder.jp/games/montsegur1244)です。本作品は、2023年に岡和⽥晃の⼿によって⽇本語に翻訳されました。参加者は事前に学会公式YouTubeチャンネルにアップされる2本のレクチャーを視聴し、当⽇は6⼈1組になって、アルビジョワ⼗字軍が迫るなか、モンセギュールに⽴て篭もるカタリ派の住⺠を演じます。プレイを通して中世ヨーロッパを擬似体験し、それによって各⾃の中世理解がどう変容するのか、それがどのような意味を持つのかについて、⼀緒に考えてみましょう。なお、各グループにはチューターが付きますので、TRPGのプレイ経験がない方でも安心してご参加いただけます。
 
【プログラム】
(事前準備)
YouTube動画の配信・視聴
(1) オンラインレクチャーその 1「中世における異端とカタリ派」(⼩森紗季)
(2) オンラインレクチャーその 2「TRPG で中世を語る・演じる・考える」(岡和⽥晃)
 
(当日)
12:30    受付開始
13:00-13:10  趣旨説明(大貫俊夫)
13:10-13:30  オンライン・レクチャーに対する質疑応答
13:30-16:30    『モンセギュール 1244』プレイ
16:30-17:00  プレイ後の振り返り
 
・共催:中世主義研究会(代表:⼤貫俊夫、サントリー⽂化財団「学問の未来を拓く」2023-24 年度助成プロジェクト)
・お問い合わせ先:大貫俊夫 ohnuki at tmu.ac.jp

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