各位
奏文庫歴史研究所は北野かほる氏主宰の比較紛争解決類型史研究会との共催で、昨年度のDr David Roffe氏のRagman Rollsに続きまして、今年度も2005年から10年までバトルコンファランスのダイレクターを勤め、現在ハスキンズ・ソサイエティの会長職にあるDr Christopher Lewis氏を招聘して, 下記の要領で13世紀のFeet of Finesに関する史料講読演習を開催いたします。なほ、博士には併せて「最近の中世ブリテン史に関する研究動向(Recent trends in the historiography of medieval Britain)」と題する講演をお願いいたしました。お忙しい時期ではございますが、万障繰り合わせのうえご参集いただければ幸いです。
記
10月7日(日曜日)
14:30-17:00駒澤大学深沢校舎1-1
(駒澤校地ではなく、駅から来て駒澤校地正門前をそのまま500メートルほど直進した右手です。わからないときは駒澤校地正門脇の守衛詰所でおたずねください。)
講演 Recent trends in the historiography of medieval Britain
「最近(1990年代以降)の中世ブリテンに関する研究動向」
17:30-19:30レセプション
場所:深沢校舎洋館小ホール(同一敷地内です)
会費:3000円
10月8日(月曜日)
14:30-18:00お茶の水大学
史料講読演習: Feet of Fines
(詳細は後日改めてご案内します。)
10月11日(木曜日)
16:10-17:40 熊本大学
講演 Recent trends in the historiography of medieval Britain
「最近(1990年代以降)の中世ブリテンに関する研究動向」
講演のあと簡単な茶話会を準備いたします。
10月12日(金曜日)
14:30-17:30熊本大学
史料講読演習: Feet of Fines
演習の後、場所を阿蘇高森の奏山荘に移しバーベキューパーティーを行います。温泉と簡易宿泊も可能ですので希望される方はお申し出ください。
資料について
演習と講演の資料は、10月初めまでに奏文庫歴史研究所のホームページからダウンロードできるようにいたします。翻訳は当日配布いたします。
Dr Christopher Lewis
現在キングス・コリッジ・ロンドンに所属しStephen Baxter and Duncan Probert とともにLeverhulme-fundの助成を受けて、Profile of a Doomed Elite: The Structure of England Landed Society in 1066とういうプロジェクトを遂行中です 。2005–10年にBattle Conference のDirector,現在Haskins Societyの会長です。
略歴は、オックスフォード・マートン・コリッジで近世史を学び、1985年に「ウェールズとの辺境地帯に対するノルマン征服の影響」で博士号を取得しました。
最近の主要業績は以下の通りです。
・‘Edgar, Chester, and the kingdom of the Mercians, 957–9’,Edgar, King of the English 959–975: New Interpretations, ed. Donald Scragg (Woodbridge, 2008), 104–23
・‘Welsh territories and Welsh identities in late Anglo-Saxon England’, Britons in Anglo-Saxon England, ed. Nick Higham (Woodbridge, 2007), 129–43
・‘Companions of the Conqueror’,group article in online Oxford DNB (May 2007)
・‘Gruffudd ap Cynan and the reality and representation of exile’, Exile in the Middle Ages, ed. Laura Napran and Elisabeth van Houts (Turnhout, 2004), 39–51
・A History of Kirtling and Upend: Landowners and People in a Cambridgeshire Parish, 1000–2000 (Wallasey, 2000)