第64回日本西洋史学​会大会

 来る5月31日と6月1日に立教大学池袋キャンパスにおきまして、第64回日本西洋史学会大会が開催されます。下記のように、西洋中世史に関わる公開講演、シンポジウム、ポスターセッションも用意されております。多くの方に足をお運びいただけますと幸いです。

なお事前受付は既に締め切りましたので、今後は当日受付をお願いいたします。当日受付の場合、昼食無しで、一律3000円となります。

詳細は以下のリンクよりご確認ください。

http://www.seiyoushigakkai.org/2014/

第64回日本西洋史学会大会事務局
小澤 実

***

5月31日
14:00-17:15 公開講演(タッカーホール)

樺山紘一(東京大学名誉教授・印刷博物館館長)
「印刷文化とヨーロッパ史の交線」 詳細

鶴島博和(熊本大学教授)
「ヨーロッパ形成期におけるイングランドと還海峡世界の「構造」と展開」

☆☆☆

6月1日

シンポジウム

9:00-12:00 (15号館 M302)
B1:回路としての教皇座―13世紀ヨーロッパにおける教皇の統治

趣旨説明・司会:千葉敏之(東京外国語大学)
1.菊地重仁(東京大学)
「アルプス以北における教皇の権威と教皇文書の影響力:
初期中世における基盤形成とその後の展開」
2.藤崎衛(東京大学)
「教皇使節と教皇のペルソナ」
3.千葉敏之
「教皇の地理的身体」
4.池上俊一(東京大学)
「想像界の中の教皇」

コメント1:草生久嗣(大阪市立大学)
コメント2:加藤玄(日本女子大学)

☆☆☆

ポスターセッション

13:00-15:00 (10号館 X202)古代II
司会:桑山由文(京都女子大学)

1.堤 亮介(大阪大学大学院)
「元首政期ローマにおける「都市の健全性」」
2.長谷川敬(学振特別研究員)
「後2~3世紀ガリア・ゲルマニアとブリタンニア間の交易を担った商人たち」
3.反田実樹(法政大学大学院)
「古代ローマ帝政期の製粉施設―トラステヴェレ地区を中心に―」
4.浦野聡(立教大学)
「ローマ時代史料の中の数字――穀物供給とアフリカ経済の事例から」
5.小林詩織(香蘭女学校)
「いわゆる”N文書”について-古代末期の司法行政とエジプト社会」
6.紺谷由紀(東京大学大学院)
「法文史料にみるローマ帝政後期の宦官」
7.林俊明(フランシュ・コンテ大学博士院)
「「アウレリウス・ウィクトル『皇帝伝』42章24~25節の意味
―人物同定と執筆意図を通して―」
8.小坂俊介(東北大学)
「コンスタンティノープルのソクラテス著『教会史』の典拠は何か?‐『教会史』におけるアンミアヌス・マルケリヌス著『歴史』の利用を中心に‐」
9.佐藤彰一(名古屋大学)
「オドアケル再考」

12:30-14:30 (10号館 X206) 中世I
司会:山田雅彦(京都女子大学)

1.多田哲(中京大学)
「ヨーロッパ中世の民衆教化と聖人崇敬ーカロリング時代のオルレアンとリエージュー」
2.仲田公輔(東京大学大学院)
「9世紀後半から10世紀初頭におけるビザンツ帝 国の東方辺境政策」
3.居阪僚子(東京大学大学院)
「中世アラニアの教会遺跡」
4.浜田華練(東京大学大学院)
「12世紀ギリシア=アルメニア教会合同計画におけるネルセス・シュノルハリの交渉と護教論」
5.髙橋謙公(早稲田大学大学院)
「中世後期地中海世界にみる「境域」シチリア」
6.纓田宗紀(東京大学大学院)
「13世紀における教皇特使ミッションの一断章:特使グイドを中心に」
7.古川誠之(早稲田大学非常勤講師)
「中世ヨーロッパの印章に見る「船としての都市」」
8.押尾高志・野村嗣(千葉大学大学院)
「残存する「伝統」:古代イタリアと近世スペインにおける改宗」

12:30-14:30 (10号館 X207)中世II
司会:鈴木道也(東洋大学)

1.池野健(東北大学大学院)
「15世紀南ネーデルラント都市の儀礼、祝祭文化と「修辞家集団」の発達」
2.原口碧(お茶の水女子大学大学院)
「15世紀フランスにおける仮装の踊り「モーリスク」の流行」
3.神谷貴子(名古屋大学大学院)
「中世後期フリブールにおける市民層」
4.古城真由美(福岡大学非常勤講師)
「15世紀イングランドにおけるジェントリ女性による一家の防衛」
5.横川大輔(札幌国際大学人文学部)
「国王ジギスムントの二度目の国王選挙(1411年)と「金印勅書」 」
6.中田恵理子(京都大学大学院)
「中世後期ドイツにおける大学・学識者と都市行政」
7.井上周平(ボン大学)
「近世ドイツにおける瀉血の理論と実践」
8.中堀博司(宮崎大学)
「ヴァロワ家ブルゴーニュ公フィリップ・ル・ボンの遺言書」

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