convex mirror -時代を映す凸面鏡-
『中世の秋とルネサンスの春 重なり合う2つの季節』
15世紀初頭の代表的な音楽写本であるオックスフォード213写本は300曲を超える楽曲を収録している。この時代、音楽は中世からルネサンスに移り変わろうとしていたが、この写本はまさにその瞬間を捉えている。
時期を同じくして1434年に画家ファン・アイクの代表作の1つである『アルノルフィーニ夫妻の肖像』が完成する。その画面の奥には精密な凸面鏡が描かれ、小さな鏡の中には画面全体のパノラマが映し出されている。
本公演ではこのオックスフォード213写本を、中世からルネサンスへ移り変わる時代を映す凸面鏡と捕らえることで、この特殊な時代の音楽を緻密に、かつ全体的に展望することを試みる。
演奏曲目
Gilles Binchois: Tristre plaisir et douleureuse yoie
ジル・バンショア: 悲しき喜びと辛き楽しみ
Guillermus Malbeque: Adieu vous di
ギヨーム・マルベク: あなた方に別れを
Nicolaus Grenon: Se je vous ay bien loyalment am?e
ニコラス・グレノン: もしあなたを深く愛したなら
出演:
歌: 阿部早希子
クラヴィシンバルム: 吉見伊代
オルガネット: 矢野薫
リコーダー・音楽監督: 守谷敦
日時: 2015年1月23日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場: 東京オペラシティ3F 近江楽堂
チケット:全自由席 前売 3,500円 当日 4,000円
チケット予約・取り扱い:
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