パトリック・コルベ教授講演会(3/20京都)

 この度、パトリック・コルベ (Patrick CORBET) 教授が招聘研究者として来日されることになりました。これを機に講演会を開催することになりましたので、ご案内申し上げます。
 コルベ教授は、現在、フランスのロレーヌ大学(旧ナンシー第2大学)教授を務められ、学界関係ではロレーヌ大学学術評議員、歴史科学評議会(Comité des Travaux Historiques et Scientifiques)委員長を歴任されています。主著としてはLes saints ottoniens. Sainteté dynastique, sainteté royale et sainteté féminine autour de l’an Mil (紀元1000年前後のオットー朝期の聖人:王朝・王・女性の聖性), Sigmaringen, 1986 及びAutour de Burchard de Worms. L’Église allemande et les interdits de parenté (XIème-XIIème siècles) (ヴォルムスのブルカルドゥスをめぐって:ドイツ教会と近親婚の禁止、11-12世紀), Francfort-sur-le-Main, 2001が挙げられます。その他「中世教会社会史」、「ドイツ中世前期の権力・社会・宗教」、「教会法と近親婚の禁止」、「フランス東部における聖人崇拝」、「シャンパーニュおよびフランス東部における考古学と芸術史」に関する多くの論考を公刊されています。

日時:3月20日(日)13:30~17:00
会場:京都大学文学部新館 第2演習室
講演題目:「教会と結婚:近親婚の禁止について(9~12世紀)」
13:30-13:40 講師の紹介
13:40-15:00 講演:P. コルベ氏
15:00-15:10 上山益己氏によるコメント
15:10-15:30 休憩
15:30-17:00 全体討論

 フランス語の講演ですが、原稿の日本語訳を配布します。全体討論には通訳が付きます。司会、通訳、講演原稿翻訳は、堀越宏一氏(早稲田大学)が担当します。
 この講演会は、関西中世史研究会が主催し、科研研究会(基盤研究A:代表渡辺節夫、課題番号25244034)とヨーロッパ中世史研究会(REN)との共催で行われます。

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