若手研究セミナーと国際シンポジウムのお知らせ

メネストレル主催
若手研究セミナー ≪中世学のネットワークとツール≫
        国際シンポジウム ≪中世における文化交流―対話から文化の生成へ―≫
日時:2017年11月17日(金)~19日(日)
場所:大和 文華館(奈良県)(http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/
※メネストレル(http://www.menestrel.fr/)は、中世学者の国際的な組織です。活動内容については、以下をご参照ください:
「メネストレル:中世学のネットワークとツール」『西洋中世研究』第7号,知泉書館,2015年

プログラム
※欧文版最新プログラムは、以下をご参照ください。なお、最終版プログラムは9月末に公表いたします: http://www.menestrel.fr/IMG/pdf/programme_nara_2017_2017-09-05.pdf

2017年11月17日(金)
9:00  東大寺見学
11:00  大和文華館特別企画展≪書の美術―経典・古筆切・手紙―≫(案内:古川攝一学芸員)
12:00  昼食 (於:祥楽)

若手研究セミナー ≪中世学のネットワークとツール≫
※無料でご参加いただけますが、大和文華館への入場料(620円)が必要となります。なお、事前登録の必要はありません。

13:30 Presentation of the Ménestrel Network and Website
  Christine DUCOURTIEUX ,パリ西洋中世史研究所-フランス国立パリ第1パンテオン・ソルボンヌ大学 研究技術員 & Isabelle DRAELANTS,フランス国立文献史研究所‐フランス国立科学研究センター 研究ディレクター
13:50  Presentation of the “Medievalists on the Map” Section of the Ménestrel Website
Hanno WIJSMAN, フランス国立文献史研究所‐フランス国立科学研究センター 教育技術員
14:00  Presentation of the “Thematic Repertory” Section of the Ménestrel Website: the Example of the “Food” Page
Aude MAIREY, パリ西洋中世史研究所‐フランス国立科学研究センター 研究員 & Alban Gautier, オパール海岸リトラル大学-フランス大学学院 准教授
14:15  Presentation of the Ménestrel Series “On the Use of…in Medieval History”
Benoît GREVIN, パリ西洋中世史研究所-フランス国立科学研究センター 研究ディレクター
14:30  Presentation of the “Primary Sources and Resources” Section of the Ménestrel Website
Anne-Sophie TRAINEAU-DUROZOY, ポワチエ大学図書館 司書
14:45  質疑応答
通訳:井野崎千代子, 大阪産業大学 兼任講師
14:55  休憩

15:10  Current Developments in Paleography : From the History of Scripts to a Global History of Writing Systems ?
  Marc SMITH, フランス国立古文書学校 教授‐国立高等研究実習院 教育ディレクター
15:30  Digital Palaeography: From Technical to Epistemological Challenges (New Tools and New Research Questions)
Dominique STUTZMANN, フランス国立文献史研究所‐フランス国立科学研究センター研究員
15:50  Web Tools and Databases in the Field of the History of Medieval Manuscripts and Texts: Some Existing Instruments and New Perspectives
Hanno WIJSMAN, フランス国立文献史研究所‐フランス国立科学研究センター 教育技術員
16:10  Presentation of the SHMESP (Society of Medieval Historians in French Public Higher Education)
Aude MAIREY, パリ西洋中世史研究所‐フランス国立科学研究センター 研究員
16:30  Presentation of the SLLMOO (Society of Medieval Language and Literature in Langue d’Oc and Langue d’Oïl)
Joëlle DUCOS, フランス国立パリ第4ソルボンヌ大学 教授
16:50 質疑応答
通訳:井野崎千代子, 大阪産業大学 兼任講師
17:00 閉会
19:00 懇親会 (於:KOTOWA)
※発表者、司会者、通訳・翻訳者・ポスター制作者のみ

2017年11月18日(土)
国際シンポジウム ≪中世における文化交流―対話から文化の生成へ―≫
※無料で御参加いただけますが、大和文華館への入場料(620円)が必要です。参加受付は9月下旬に開始し、定員150名に達し次第、締め切らせて頂きます。発表原稿の翻訳入手方法につきましては、参加者に別途ご案内させて頂きます。

10:00 受付
10:30 大和文華館の紹介(日本語)
古川攝一, 大和文華館 学芸員
(翻訳:有田豊, 立命館大学 嘱託講師)
10:45 イントロダクション(仏語)
Christine DUCOURTIEUX, パリ西洋中世史研究所-フランス国立パリ第1パンテオン・ソルボンヌ大学 研究技術員
(翻訳:有田豊, 立命館大学 嘱託講師)

11:00 研究発表1:文化交流としての宗教活動 (司会:小澤実, 立教大学 准教授)
11:05  南宋宮廷コレクションと仏教世界の再生―士大夫社会の変容―(日本語)
塚本麿充, 東洋文化研究所‐東京大学 准教授
(翻訳:田辺めぐみ, 帝塚山学院大学 兼任講師)
11:35  文化交流としてのキリスト教への改宗(英語)
Alban GAUTIER, カーン・ノルマンディ大学 – フランス大学学院 教授
(翻訳:成川岳大, 立教大学 兼任講師)
12:05 質疑応答
12:20 昼食 (於:祥楽)

14:00 研究発表2:異文化へのまなざし(司会:蜷川順子, 関西大学 教授)
14:05  中世日本人の外国人観(英語)
伊川健二, 早稲田大学 准教授
(翻訳:伊川健二)
14:35 窓口としての図書館 ―ブルゴーニュ公と東方という魅惑―(英語)
Hanno WIJSMAN, フランス国立文献史研究所 – フランス国立科学研究センター 教育技術員
(翻訳:佐藤龍一郎, 東京大学 博士課程)
15:05 質疑応答
15:20 休憩

15:35 研究発表3:文学にみる文化交流のかたち (司会:黒岩卓, 東北大学 准教授)
15:40 13世紀の写本に見るイタリア=フランス語 ―人工言語、混成言語、あるいは接触言語?―(仏語)
Anne ROCHEBOUET, ヴェルサイユ・サンカンタン・アン・イヴリーヌ大学 准教授
(翻訳:島崎利夫, 東京大学 博士課程)
16:10  英仏の和平を求めて ―ジョン・ガワーとフィリップ・ド・メジエールの教訓的書簡―(英語)
小林宜子, 東京大学 教授
(翻訳:小林宜子)
16:40 質疑応答
17:00  閉会
19:00  懇親会 (於:奈良国立博物館内、葉風泰夢(http://www.narahaku.go.jp/info/08.html)
※奈良国立博物館は20時まで開館しておりますので、懇親会開始時間までご利用できます。なお、懇親会(参加費5000円)への参加受付は、9月下旬から10月末日までを予定しております。奈良の地酒も楽しめますので、ふるってご参加ください。

2017年11月19日(日)
国際シンポジウム≪中世における文化交流―対話から文化の生成へ―≫
※無料で御参加いただけますが、大和文華館への入場料(620円)が必要です。参加受付は9月下旬に開始し、定員150名に達し次第、締め切らせて頂きます。発表原稿の翻訳入手方法につきましては、参加者に別途ご案内させて頂きます。

10:00 パネル:西欧中世と日本中世比較研究の可能性
10:00 イントロダクション
Benoît GREVIN, パリ西洋中世史研究所‐フランス国立科学研究センター 研究ディレクター
10:15 西欧-日本の交差するまなざし ―君主と戦士貴族の印章― (仏語)
Ambre VILAIN, フランス国立ナント大学 教育研究補助員
(翻訳:頼順子, 佛教大学 兼任講師)
10:40  家紋とアルモワリ ―比較標章学の一例―(仏語)
Laurent HABLOT, フランス国立高等研究実習院 教育ディレクター
(翻訳:江川温, 大阪大学 名誉教授)
11:05  休憩

11:20  一揆/同盟―中世日本とヨーロッパにおける結合の言語と表象―(英語)
Serena FERENTE , ロンドン大学キングスカレッジ 専任講師 & 佐藤公美, 甲南大学 教授
(翻訳:佐藤公美)
11:50 宗教はいかに戦争に影響を与えたか ―中世の日本と西欧比較―(英語)
Philippe BUC, ウィーン大学 教授
(翻訳:斉藤恵太, 京都教育大学 専任講師)
12:20  『ローランの歌と平家物語』 ―比較研究の可能性について―(仏語)
Benoît GREVIN, パリ西洋中世史研究所‐フランス国立科学研究センター& 黒岩卓, 東北大学
(翻訳:黒岩卓)
12:50  質疑応答
13:00  昼食(於:祥楽)

14:30 研究発表4:比較研究のさきに (司会:稲賀繁美, 国立国際日本文化研究センター 副所長)
14:35  マンドレイクの採取法 ―中世ヨーロッパ・中東・中国における知識の往還―(英語)
     山中由里子, 国立民族学博物館 准教授
(翻訳:山中由里子)
15:05  中世東洋における教訓物語 ―ThEMA(中世教訓逸話集シソーラス)データベースにおける索引のための批判的アプローチ要素―(仏語)
Jacques BERLIOZ,社会科学高等研究院-フランス国立科学研究センター 研究ディレクター
(翻訳:室崎知也, 独立研究者)
15:35  西欧‐アジアの中世軍事文化比較史 ―弓とシュルコ―(仏語)
堀越宏一, 早稲田大学 教授
(翻訳:堀越宏一)
16:05  休憩
16:20  質疑応答
16:45  結論
Isabelle DRAELANTS, フランス国立文献史研究所‐フランス国立科学研究センター
17:00  閉会

後援:日本フランス語フランス文学会
ネーデルラント美術研究会
西洋中世学会
奈良県
協賛:公益財団法人西洋美術振興財団
助成:吉野石膏美術振興財団
鹿島美術財団
笹川日仏財団
村田学術財団
他1団体(予定)
協力:大和文華館
国際叙事詩学会日本支部
国際アーサー王学会日本支部
関西中世史研究会
奈良県ビジターズビューロー
顧問・監査:江川温(大阪大学 名誉教授)
ポスター・チラシ制作:本橋瞳(立教大学 研究員)
準備委員:Christine DUCOURTIEUX (パリ西洋中世研究所‐フランス国立パリ第一パンテオン・ソルボンヌ大学)
Isabelle DRAELANTS (フランス国立文献史研究所‐フランス国立科学研究センター)
Hanno WIJSMAN(フランス国立文献史研究所‐フランス国立科学研究センター)
Alban GAUTIER(オパール海岸・リトラル大学‐フランス大学学院)
Benoît GREVIN(パリ西洋中世研究所‐フランス国立科学研究センター)
田辺めぐみ(帝塚山学院大学)

≪メネストレル講演先一覧≫
今秋来日するメネストレルのメンバーの内、以下4名が日本の研究者との交流を目的として別途講演を望み、それぞれ受け入れ先が決定している。

講演者                            講演受け入れ先
Hanno WIJSMAN                       蜷川順子
(フランス国立文献史研究所‐フランス国立科学研究センター)  (関西大学)

Alban GAUTIER                       小澤実
(カーン・ノルマンディ大学‐フランス大学学院)      (立教大学)
Philippe BUC
(ウィーン大学)

Benoît GREVIN                        山中由里子
(パリ西洋中世史研究所‐フランス国立科学研究センター)   (国立民族学)
                黒岩 卓
                              (東北大学、早稲田大学)

関連記事

最新情報

TOP
CLOSE