歴史家ワークショップ主催イベント
迷える子羊たちのために 論文執筆の処方箋
企画趣旨
研究におけるゴールは、論文の執筆や学会発表というかたちで明示することが挙げられるでしょう。しかし、ここに至るには常に思考を反復しなければならず、わたしたちは試行錯誤を繰り返しています。このなかで、わたしたちはどのようにアイディアを育てているのでしょうか?
そこで、参加型のプログラムを企画しました。
西洋史研究者とアウトライン・ライティングの専門家より、執筆の過程について、どのようなことを問題と感じ、どう対処してきてこられたのか、失敗談を交えてお話しいただきます。
また、みなさんが研究を進めるときの試行錯誤についてグループ・ディスカッションし、それがどのような形になるのか分類・言語化します。これを通じて、論文執筆の方法を探っていきましょう。
人数を把握するため、登録フォームよりご登録をお願いいたします。
【日時・場所】
2018年9月9日(日)14:00~17:45
東京大学本郷キャンパス 小島ホール1F 第2セミナー室
【講師プロフィール】
隠岐さや香(OKI Sayaka)
名古屋大学経済学研究科 教授
科学史研究。18世紀西洋を中心に、科学の専門職業化、理工系・人社系の分岐など、学術の営みがいかなる制度や境界を作り出したかを調べている。著書に『科学アカデミーと「有用な科学」』『文系と理系はなぜ分かれたのか』など。
青谷秀紀(AOTANI Hideki)
明治大学文学部 准教授
京都府出身。専門は中世ヨーロッパ史、史学史。著書に『記憶のなかのベルギー中世』(京都大学学術出版会、2011年〔単著〕)、『コミュニケーションから読む中近世ヨーロッパ史』(ミネルヴァ書房、2015年〔共著〕)など。
Tak.(たく)
ライター/リサーチャー
アウトライン・プロセッシングのエバンジェリスト。知的生産・執筆からタスク管理、買い物リストまで「文章を書き、考える」あらゆる用途でのアウトライン・プロセッシングを探求。著書『アウトライン・プロセッシング入門』他。
参加登録はこちらからお願いいたします。
※定員は45名です。
※ご参加にあたってサポートを必要とされる場合は、その内容について以下のお問い合わせ先までお申し出ください(8月31日まで)。
お問い合わせ先
纓田宗紀(東京大学大学院西洋史学研究室博士課程)
soki.oda@gmail.com