A02 托鉢修道会班
托鉢修道会の司牧革命におけるメディアの総合的研究
班構成
研究代表者 |
|
研究分担者 |
|
研究協力者 |
|
研究目的
本計画研究(托鉢修道会班)は、13世紀初頭に誕生した托鉢修道会と総称される4修道会(フランシスコ会、ドミニコ会、聖アウグスチノ修道会、カルメル会)に注目し、こうした托鉢修道会が発達させた様々な「メディア」が、キリスト教化を個々人の内面にいたるまで推し進めようとするカトリック教会の「司牧革命」においてどのように機能したかを分析する。
具体的には①説教や学問を支える書物の形態や書物に描かれた図像、教育とそれに対する態度、美術の制作と受容、そして俗語の宗教的著作を取り上げ、②13世紀から15世紀にかけての各メディアの特徴と相互連関を分析し、③そうしたメディアが、当時の社会統合に果たした役割を検討する。そのために歴史学、美術史学、文学の専門家が個別課題を追究しながら密接に協働する体制をとる。