A03イエズス会班・B01日本中世寺社班が合同研究会「科学、医療、宗教の相互連関──中近世のキリスト教と仏教を中心に──」を開催しました

A03イエズス会班とB01日本中世寺社班が、「科学、医療、宗教の相互連関」を共通テーマとする合同研究会を開催しました。

日時:2021年9月15日(水)10:00〜12:50
場所:オンライン/Zoom

平岡隆二(京都大学)「イエズス会科学と近世仏教:初中期仏僧の西洋地球説への反応を中心に」
 コメンテーター:岡田正彦(天理大学)
小山聡子(二松学舎大学)「日本中世の仏教と医療」
 コメンテーター:苅米一志(就実大学)

趣旨:古来より宗教者の中には、神や信仰にまつわる議論や著述活動に加えて幅広い専門的な知識や技術を習得し、これらを巧みに使いこなし世に広める者がいた。このことは、宗教者の活動には社会生活の変革や革新に直結する要素が付随していたとも換言できるだろう。本合同研究会は、科学・医療分野において中近世の日本で活動した仏教ならびにキリスト教の宗教者とその思想を取り上げる。宗教運動が、マクロコスモスとしての外界とミクロコスモスとしての人体をどのように認識し、解釈し、社会に還元したのか。そうした観点から、宗教運動の当該社会に与えた影響について議論していきたい。